封臣
中世とCrusader Kings IIIの両方の封建システムは封臣（vassals）を中心にしています。封臣とは主君から下位の称号を受け取り
税と
徴募兵の一部をもらうことを引き換えに領国の管理を手伝うキャラクターのことです。
より下位の称号が存在する限り、各々の封臣はそれぞれの封臣に対してその主君となることができます。どのキャラクターも主君になることができるのは最大で1つです。
封臣が主君に供出する 税や 徴募兵の量はその政府の種類に依存します。
- 封建制の封臣は個々の封建契約に基づいて税と徴募兵の供出をする。
- 部族制の封臣は部族権限によって最低限の供出量が決まり、君主の名声レベルに基づいて税と徴募兵を供出する。
- 氏族制の封臣は王権法によって最低限の供出量が決まり、君主に対しての
評価に基づいて税と徴募兵を供出する。 - 神権制の一員は主君の献身レベルに基づいて税と徴募兵を供出する。
- 共和制の封臣は常に20%の税と10%の徴募兵を主君に供出する
- 神権制の 教義を保有する宗派の支配者は寺院所領（temple holdings）を領国祭司に賃借する。彼らは評価が高いほど税と徴募兵をより多く供出する。
封臣限界
封臣限界（vassal limit）とは君主がペナルティを受けずに抱えることができる直臣(男爵を除く)の数です。これは主に支配者の主要称号の階位に基づいており、称号法と特性によって増やすことが可能です。[1]
| 条件 | 封臣限界 |
|---|---|
 公爵である
|
+20 |
 国王である
|
+40 |
 皇帝である
|
+60 |
 選挙王制（Princely Elective）の称号法
|
+20 |
 グレートカーンの特性を持つ
|
+20 |
封臣限界を超えるとすべての封臣からの封臣税と徴募兵に-5%から最大-95%までのペナルティが課せられます。
キャラクターは公爵の封臣を作成し、関係行動の封臣の移譲（grant vassal）を通して伯爵である封臣を移譲することで封臣限界を超えないようにしようとします。キャラクターの封臣制限は右下にある領国メニュー(F2)を開いて確認できます。
有力な封臣
いずれの領国においても、最も高い 税収入や最も多い 徴募兵を持つ封臣は有力な封臣（powerful vassals）として特別な扱いを受けます。彼らは主君の評議会の一員となることを期待し、そうでなければ-40の 評価を持ちます。有力な封臣の数は主君の主要称号の階位に依存します。
| 階位 | 有力な封臣 |
|---|---|
 伯爵
|
3 |
| 公爵
|
4 |
| 王
|
5 |
| 皇帝
|
5 |
選択的継承法では有力な封臣は通常の封臣よりも投票数が多くなります。また彼らに懐柔の企みを使うこともずっと難しくなります。領国の継承法を変えるためにはすべての有力な封臣が主君に対してポジティブな 評価であるもしくは、彼らが
畏怖しているか投獄されていなければなりません。
派閥
派閥（Factions）とは共通の目的のために団結して主君の支配に対抗する組織集団のことです。彼らの問題が解決されない限り、彼らは主君に最後通牒（ultimatum）を突きつけるのに十分な規模になるまで成長し続けます。
すべての派閥(農民の蜂起（peasant rabble）を除く)には軍事力（military power）と不満（discontent）という二つの重要な値があります。
- 軍事力とは派閥メンバーすべての総兵力と主君の総兵力の比率のことです。この比率が80%を超えると派閥は不満を募らせます。閾値を下回ると派閥は不満を失います。
- 不満'は派閥が最後通牒にどれだけ近づいているかを示す尺度です。
不満が100%に達すると派閥は最後通牒をします。主君が不当に誰かを投獄すれば最後通告を早く送ることもできます。最後通告が受け入れられると主君の
恐怖は-20されます。拒否されると内戦が始まります。
派閥には5つの種別があります。民族主義者の派閥はゲームの最初の5年以内に形成することはできません。
| 種別 | 最後通牒 | 軍事力 | メンバー | 不満に必要な軍事力 |
|---|---|---|---|---|
 独立（Independence）
|
|
メンバーの軍勢 |  封臣
|
|
 請求者
|
|
メンバーの軍勢 | 封臣
|
|
 自由（Liberty）
|
|
メンバーの軍勢 | 封臣
|
|
 民族主義者（Populists）
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|
各々の伯爵領の 徴募兵の25%から50%
|
伯爵領
|
|
 農民の蜂起（Peasant rabble）
|
各々の伯爵領の 徴募兵の50%から100%
|
伯爵領
|
|
の
次の場合は封臣は主君に対しての派閥に参加できません。
内戦
派閥の最後通牒が拒否されると内戦（civil war）が始まります。内戦の間は派閥メンバーは包囲に税や徴募兵を主君に供出することをストップし、その主君は投獄などの強権を発動する方法がなくなります。派閥のすべてのメンバーは主君との戦争に集中しながらも、派閥に参加しなかった他の封臣に対しても敵対的になります。
- 内戦が白紙和平で終結した場合、主君は派閥のすべてのメンバーに対して投獄の理由を取得します
- 内戦が封臣の勝利に終わった場合、派閥の最後通牒が実行されます
- 内戦が主君の勝利に終わった場合、すべての派閥のメンバーは投獄され、主君が+20の 恐怖を得ます。派閥が領民の評価に起因する場合は、反乱した各々の伯爵領が10年の間+20の領民の評価を得ます。
貸与された所領
いくつかの政府形態の支配者は他の支配者の所領を貸与（lease）することができます。貸与された所領は保有者の領国の一部とみなされますが代わりに借主に徴募兵と税を供出します。これは貸主と借主のどちらの直轄領制限にもカウントされません。このゲームでは称号が貸与されているだけのキャラクターは所領なし（unlanded）とみなされます。伯爵領の首都は貸与できません。
聖戦騎士団（holy order）を創設する際には城砦や都市を騎士団に貸与しなければなりません。このことは騎士団がそのパトロンの封臣になるということではありません。時間が経過すると騎士団はいくつかの領国の所領を賃借しようとします。聖戦騎士団への貸与は取り消すことができますが、このことは信仰点（piety）を犠牲にし、聖戦騎士団の団長（grandmaster）の評価を減少させます。もしこのことが騎士団の所領を完全になくし貸与されている所領も完全になくすことになれば、聖戦騎士団が完全に解体するかもしれません。
支配者の宗教が神権制（Theocratic）の教義を持つ場合は寺院（temples）は教会の所有物として領国祭司（realm priest）に貸与されます。領国祭司は主君への評価に基づいて税や徴募兵を供出します。最低値は評価が0でこのときは税や徴募兵は供出されず、最大は50でこのときは税の50%と徴募兵の100%が供出されます。聖戦騎士団への貸与とは異なり、教会の所領を取り消す選択肢はありません。
同一宗教の封臣であってもそこに所属する領国祭司の教会所領からの収入は主君の直接の課税対象にはなりません。封臣の領国祭司はその主君の領国祭司に自身の寺院所領からの税の25%と15%の徴募兵を供出します。この封臣の領国祭司の貢献（contribution）は直接貸与された所領と同じ割合で領国祭司から主君に供出されます。宗教が異なる封臣は貸与支払の階層構造（hierarchy）の中でスキップされます。
例） あなたは直轄領として1つの伯爵領を持つ公爵です。その伯爵領には1ゴールドの税と300人の徴募兵を持つ寺院があります。あなたの領国祭司の評価が50であるとき、彼は0.5ゴールドの税と300人の徴募兵をあなたに供出します。
あなたにはまた、同じように一つの寺院を持つ封臣の伯爵がいます。この寺院は同じく1ゴールドと300人の徴募兵の租税負担を負っています。あなたの封臣の領国祭司はあなたの領国祭司に0.25ゴールドと45人の徴募兵を差し出し、残りはその後に伯爵との間で評価に応じて分割します。次に、あなたの領国祭司はこの貢献分をあなたと分割し、最終的には0.125ゴールドと45人の徴募兵があなたの封臣の寺院からあなたに差し出されることになります。 （封臣の）伯爵は、彼の領国祭司の評価が50を超えている時、最大で0.375ゴールド(残った0.75ゴールドの50%) と255人の徴募兵 (残った255人の徴募兵の100%) を受け取ります。
参照
- ↑
game\common\laws\01_title_succession_laws.txt,game\common\traits\00_traits.txt