「ビギナーズガイド」の版間の差分
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''CKIII''では、あなたは国そのものではなく、支配者の王朝の生活を追うことになります。開始するには、新しいゲームをクリックして、867年と1066年のどちらかの時代の興味が出たキャラクターを選択してください。画面上部のブックマークから、2つの時代の様々な興味深いキャラクターを選択することができます。また、画面左下の「任意の統治者で遊ぶ」をクリックすると、選択した年の地図上から任意の統治者を選択することができます。 | ''CKIII''では、あなたは国そのものではなく、支配者の王朝の生活を追うことになります。開始するには、新しいゲームをクリックして、867年と1066年のどちらかの時代の興味が出たキャラクターを選択してください。画面上部のブックマークから、2つの時代の様々な興味深いキャラクターを選択することができます。また、画面左下の「任意の統治者で遊ぶ」をクリックすると、選択した年の地図上から任意の統治者を選択することができます。 | ||
− | + | マップ上の膨大な数のキャラクターの中から始めるのに適した支配者を見つけようとすると、圧倒されるかもしれません。始める際には、1066年の「立身出世」のブックマークで推奨されている支配者の中から選ぶことを検討してください。 | |
− | + | *マンスター小王ムルハダ:祖父の王国を復元しながら征服のルールを学ぶことができる、アイルランド南部の小さくも強力な領国を支配するキャラクター。この人物で始めるのは比較的簡単です。アイルランドではほとんど独り立ちしていて、アイルランドの自治教会があり、島外からの干渉もほとんどないためです。チュートリアルをプレイすることを選択すると、このキャラクターが割り当てられます。<ref>訳者注:CK2ではアイルランドは特定の条件以外では島外から攻められにくく、一般的に最初におすすめされていました。CK3ではそれが公式に取り入れられました。ただし最初は簡単ですが、アイルランドは重婚できるため継承が進むほどに相続分割が進み、支配が脆弱になる可能性があります。ルールを掴んだら別のキャラクターでプレイするのがおすすめです。</ref> | |
− | * | + | * ボヘミア公ブラティスラフ:神聖ローマ帝国の封臣としてチェコを統治しており、十分な富を蓄積した後、ボヘミア王になる準備ができています。ボヘミアでは最年長者相続制を採用しており、支配者の死後に兄弟間で領国が分断されるリスクを軽減しています。神聖ローマ帝国の封臣であるあなたは侵略から守られており、強力な主君の下僕として継承と出世の方法を学ぶことができます。<ref>訳者注:非常に強力で簡単ですが、最年長者相続制により1人のキャラクターのプレイ時間がそれ以外と比べて短くなる傾向が強いです(継承後10年ほどで死んでしまう)。キャラクターで立身出世したい場合は最年長者相続制をあえて廃止することも検討したほうがいいかもしれません。</ref> |
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*アプリア公爵ロベルト:南イタリアに進出したノルマン人の征服者。王国の樹立を目指す独立した支配者として、隣国との強力な同盟関係を築くチャンスを得て、拡大・成長する余地があります。<ref>訳者注:決められた手順でこなせば生き残ることも可能ですがおすすめしません。周りに神聖ローマとビザンツの強国があり、少し上に教皇領もあり、侵略されることが多々あります。また神聖ローマのトスカーナのマティルダ公が自領に対して請求権をはじめから持っているため、ほぼ確実に戦争が起きます。ロベルトは正史と異なり兵の動員数が殆どないため相手に蹂躙されてしまう可能性が強いです。また直轄領も少なく継承者も多いため次代で間違いなく不安定な国家運営になります。</ref> | *アプリア公爵ロベルト:南イタリアに進出したノルマン人の征服者。王国の樹立を目指す独立した支配者として、隣国との強力な同盟関係を築くチャンスを得て、拡大・成長する余地があります。<ref>訳者注:決められた手順でこなせば生き残ることも可能ですがおすすめしません。周りに神聖ローマとビザンツの強国があり、少し上に教皇領もあり、侵略されることが多々あります。また神聖ローマのトスカーナのマティルダ公が自領に対して請求権をはじめから持っているため、ほぼ確実に戦争が起きます。ロベルトは正史と異なり兵の動員数が殆どないため相手に蹂躙されてしまう可能性が強いです。また直轄領も少なく継承者も多いため次代で間違いなく不安定な国家運営になります。</ref> | ||
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*訳者追加: トスカーナ公爵マティルダ:直轄領が多いため動員数が多く、また最初に後継者が居ないため継承をある程度コントロールすることが可能です。北イタリアに進めば1代でイタリア王国を建国することも可能でしょう。史実と異なり皇帝から冷遇されることもありません。一方で教皇領が近くにありその部分が不安要素です。 | *訳者追加: トスカーナ公爵マティルダ:直轄領が多いため動員数が多く、また最初に後継者が居ないため継承をある程度コントロールすることが可能です。北イタリアに進めば1代でイタリア王国を建国することも可能でしょう。史実と異なり皇帝から冷遇されることもありません。一方で教皇領が近くにありその部分が不安要素です。 | ||
− | + | 大国の長として始めるのは魅力的かもしれませんが、多くの場合、何十人もの不誠実な封臣を喜ばせ管理しなければならないという大きな責任が伴います。強力な封臣が自分に不利な策略を企てていることに早い段階で気づき、なだめることができなければ、反乱や攻撃を受ける可能性が多々あります。王の力は強力ではありますが、その力の多くは王自身の個人的な土地の所有権から引き出されており、不誠実な封臣が徒党を組んでいると、直接的な戦争になった際すぐに王を圧倒することができてしまいます。 | |
− | + | より大きな領国の封臣としてプレイする場合、あなたは主君の保護を受け、その代償として税金を支払い、徴募兵の一部を提供します。しかし、同じ領国に属する他の封臣からの攻撃にはもろいままです。さらに、主君に権力への脅威とみなされた場合、怒った主君はあなたに対して行動を起こすかもしれません。取りうる全ての選択肢は陰謀や戦争のリスクを伴うため、ゲームをプレイする際には常に潜在的な脅威に注意を払い、前もって計画を立てておく必要があります。 | |
ゲームを始める前に、ゲームルールメニューの中で自分の好みに合わせてゲームの仕組みを変更することができます。ブックマークメニューからプレイする場合、このメニューは画面下部に表示されます。ゲームの難易度を低く(または高く)したり、病気や宗教異端や文化転向の割合を変更したり、飛び地<ref>訳者注:他のParadoxゲームと異なり飛び地になってしまうことが多々あります。地図がマダラになってしまうのが嫌な場合はONにしてください</ref>や外交範囲の削除といった仕組みの変更ができます。こうした制御の多くは複雑なので、最初の支配者の間は手を付けずにしておいた方が良いでしょう。 | ゲームを始める前に、ゲームルールメニューの中で自分の好みに合わせてゲームの仕組みを変更することができます。ブックマークメニューからプレイする場合、このメニューは画面下部に表示されます。ゲームの難易度を低く(または高く)したり、病気や宗教異端や文化転向の割合を変更したり、飛び地<ref>訳者注:他のParadoxゲームと異なり飛び地になってしまうことが多々あります。地図がマダラになってしまうのが嫌な場合はONにしてください</ref>や外交範囲の削除といった仕組みの変更ができます。こうした制御の多くは複雑なので、最初の支配者の間は手を付けずにしておいた方が良いでしょう。 |
2021年1月11日 (月) 21:05時点における版
Crusader Kings IIIのビギナーズガイドへようこそ!本作は戦争、外交、陰謀を通じて中世の王朝を栄光の道に導くグランドストラテジーゲームです。前作の「Crusader Kings」からの継続プレイヤーでも、初めてシリーズをプレイするプレイヤーでも、このガイドを読めばゲームをプレイして成功するための第一歩を踏み出すことができるでしょう。
執筆時点では「Crusader Kings III」の拡張(DLC)はありませんので、このガイドでは何も有効にしていないと仮定しています。
キャラクターを選ぶ
CKIIIでは、あなたは国そのものではなく、支配者の王朝の生活を追うことになります。開始するには、新しいゲームをクリックして、867年と1066年のどちらかの時代の興味が出たキャラクターを選択してください。画面上部のブックマークから、2つの時代の様々な興味深いキャラクターを選択することができます。また、画面左下の「任意の統治者で遊ぶ」をクリックすると、選択した年の地図上から任意の統治者を選択することができます。
マップ上の膨大な数のキャラクターの中から始めるのに適した支配者を見つけようとすると、圧倒されるかもしれません。始める際には、1066年の「立身出世」のブックマークで推奨されている支配者の中から選ぶことを検討してください。
- マンスター小王ムルハダ:祖父の王国を復元しながら征服のルールを学ぶことができる、アイルランド南部の小さくも強力な領国を支配するキャラクター。この人物で始めるのは比較的簡単です。アイルランドではほとんど独り立ちしていて、アイルランドの自治教会があり、島外からの干渉もほとんどないためです。チュートリアルをプレイすることを選択すると、このキャラクターが割り当てられます。[1]
- ボヘミア公ブラティスラフ:神聖ローマ帝国の封臣としてチェコを統治しており、十分な富を蓄積した後、ボヘミア王になる準備ができています。ボヘミアでは最年長者相続制を採用しており、支配者の死後に兄弟間で領国が分断されるリスクを軽減しています。神聖ローマ帝国の封臣であるあなたは侵略から守られており、強力な主君の下僕として継承と出世の方法を学ぶことができます。[2]
- アプリア公爵ロベルト:南イタリアに進出したノルマン人の征服者。王国の樹立を目指す独立した支配者として、隣国との強力な同盟関係を築くチャンスを得て、拡大・成長する余地があります。[3]
- 訳者追加: トスカーナ公爵マティルダ:直轄領が多いため動員数が多く、また最初に後継者が居ないため継承をある程度コントロールすることが可能です。北イタリアに進めば1代でイタリア王国を建国することも可能でしょう。史実と異なり皇帝から冷遇されることもありません。一方で教皇領が近くにありその部分が不安要素です。
大国の長として始めるのは魅力的かもしれませんが、多くの場合、何十人もの不誠実な封臣を喜ばせ管理しなければならないという大きな責任が伴います。強力な封臣が自分に不利な策略を企てていることに早い段階で気づき、なだめることができなければ、反乱や攻撃を受ける可能性が多々あります。王の力は強力ではありますが、その力の多くは王自身の個人的な土地の所有権から引き出されており、不誠実な封臣が徒党を組んでいると、直接的な戦争になった際すぐに王を圧倒することができてしまいます。
より大きな領国の封臣としてプレイする場合、あなたは主君の保護を受け、その代償として税金を支払い、徴募兵の一部を提供します。しかし、同じ領国に属する他の封臣からの攻撃にはもろいままです。さらに、主君に権力への脅威とみなされた場合、怒った主君はあなたに対して行動を起こすかもしれません。取りうる全ての選択肢は陰謀や戦争のリスクを伴うため、ゲームをプレイする際には常に潜在的な脅威に注意を払い、前もって計画を立てておく必要があります。
ゲームを始める前に、ゲームルールメニューの中で自分の好みに合わせてゲームの仕組みを変更することができます。ブックマークメニューからプレイする場合、このメニューは画面下部に表示されます。ゲームの難易度を低く(または高く)したり、病気や宗教異端や文化転向の割合を変更したり、飛び地[4]や外交範囲の削除といった仕組みの変更ができます。こうした制御の多くは複雑なので、最初の支配者の間は手を付けずにしておいた方が良いでしょう。
一時停止を解除する前に
ロード後すぐに、自動的にズームインして自分の領国が表示されます。独立した支配者の場合、自分の周りの独立した領国を見ることができます。一方、封臣は同じ領国の他の封臣や、主君が直轄している所領を見ることができます。
ゲームの一時停止を解除する前に、必ず実行しなければならない重要なタスクがあります。最も重要なタスクは画面上部にダイヤモンド型のアイコンで表示されます。最も重要なものは単独で存在し、それほど重要ではないものは数字の書かれたクローバー型のアイコンにまとめられます。
ほとんどの支配者は、初日に以下の作業に参加する必要があります:
自身が置かれている状況を把握する
- 政体のメリット・デメリットを理解しましょう。
- あなたの文化の革新性を確認しましょう。あなたがその文化の指導者であれば、文化の志向を選択して研究することができます。
- あなたの宗教の教義、教義、聖地を確認しましょう。
- あなたのプレイヤーの後継者と、あなたの領国の相続人(異なる場合)、そしてあなたの称号に対する僭称者や請求者を特定し、ピン留めしてください。これを行うことで、あなたの後継者や請求者の一人が死亡したときに、あなたの政治的状況を変えることができます。
- 地形ビュー(画面右下の領国ビューの上にあるプラス記号をクリックして地形ビューを見つけます)を確認して、あなたの地元でどの常備軍タイプが最大のアドバンテージと不利なアドバンテージを持つかを確認してください。
例えば、867年の始祖リューリクは、文化的、宗教的な岐路から始まり、またどのように彼の王朝がロシアに帝国を見つけるのか、それを形成するのかについての重要なディシジョンを持っています。
- リューリクは王国の称号を作成する際に、通常の威信コストを支払うことなくスカンジナビアの選挙法を追加する特別なオプションが与えられます。この法律を適用することで、王の死の瞬間に王国が分裂するのを防ぐことができますが、その場合、プレイヤーの後継者が選挙に負ける可能性があります。そしてその後すぐに派閥のために王国が分裂しないという保証もありません。
- 奇妙なほど血に飢えているが寛容な(多元主義の)Asatru[5]の宗教を維持することで、捕虜のための襲撃や人間の生け贄を通して敬虔さと恐ろしさを得ることが容易になり、意見の罰則を減らし、他の宗教の修行者による反乱の可能性を減らすことができますが、地元のSlovianska Pravda[6]、スオメヌスコ、またはヴィディリズムの宗教を採用することは、はるかに速い転向速度を可能にし、地域を支配するタイガと森の地形での戦闘にボーナスを与え、ボーナスを提供する近くの聖地へのアクセスを提供し、さらに特別な建物の建設を可能にし、南、北と東、または西にそれぞれ展開した場合、あなたの領国内であなたの宗教を確立するためのスタートダッシュを与えることができます。
- 北欧文化のままでいると、リューリクは兵舎、召集場、ロングシップとキルテッドアーマーなどの戦争や襲撃に役立つ技術革新にアクセスすることができますが、地元のロシア文化を採用すると、直轄領制限を+1する「台帳」の革新性が得られ、ロシア帝国を作ることを選択した場合、ほとんどのロシアの人口をコントロールすることが容易になります。リューリク王朝がまだ北欧人である間に、5種類の常備軍連隊をすべて作成し、ロシア文化に切り替えることで、召集場とキルテッドアーマーの革新性を再発見することなしに、両方の文化の利点のいくつかを維持するというシステムの抜け穴をつくことも可能です。
- ノヴゴロドのタイガ地形では、戦闘幅が狭くなり、防御上の優位性にボーナスが発生するために、領土首都の防衛が容易になりますが、首都をキエフの農地に移すことで、ノヴゴロドの開発レベルが1であるのに対し、開発レベルが4から始まり、ノヴゴロドのタイガの5%のペナルティに対し、開発ボーナスが20%になるため、封建制をより迅速に採用することが可能になります。また、封建制を採用すると、異なる地形に応じて異なる建物が利用できるようになります。
脅威の分析
中世の貴族にとって危険はあらゆる方向からやってきます。
あなたの王朝への私的な脅威には、以下のようなものがあります。
- 王朝の相続人の不足、それは以下によって解決することができます。
- 配偶者、第2配偶者と婚姻すること、または妾をとること、特に生殖能力が高い場合は。
- ロマンスをする、誘惑する、または浮気することに同意する
- 自分のキャラクターの生殖力を高めるライフスタイルの特典を選ぶ
- 不正な婚姻様式(父系 vs 母系)をしたり、生殖能力を失った配偶者に変わって婚姻をするために今の相手に対して離婚、殺害、または処刑する
- 有能な医師を雇用するか、あるいは男性であればあなたのキャラクターの健康および/または武勇を改善するための措置を講じることで、彼らは子供を高齢まで育て続けることができる
- 謀殺、これらに対する防衛術は以下の通り
- 対象があなたに好意を抱くようにする(最も重要なのは密偵頭で、彼らがあなたに対して否定的ならば、その不満を持つ密偵頭は敵意のある計画についてあなたに警告しないことでしょう)、王権を低下させる(あなたの宮廷の多くの貴族があなたのことが嫌いなら)、贈り物をする、揺さぶりをかける、宮廷に招待する、雇用する、戦争に参加することを申し出る、友達になる、ロマンスを持つ、口説く、誘惑する(watch out for an unhappy spouse, and depending on your religion's taboos, unhappy worshippers of the same religion if caught committing adultery)、イベントで好意を改善する選択を選ぶことによって、あなたに対する好意を増やす
- 自分を嫌うキャラクター(特に諜報能力や敵対的な計画へのボーナスが高い人)を消し去るには以下の通り
- あなたを嫌っている無用な廷臣に、あなたの宮廷を去ることを求める
- あなたを嫌っている役に立たない家臣や廷臣を、戦いで死ぬことを期待して騎士になるよう強制する
- 彼らを投獄するか、あなたを嫌う家臣の称号を取り消す(彼らが破門していたり犯した罪を暴いたりしている場合は暴政の罰を受けることなく彼らを従わせることができる)
- あなたを嫌うキャラクターを殺す(見つからないように)
- 破門
あなたの領域への軍事的脅威には以下のようなものがあります。
- 強力な軍隊、強力な同盟、および/または傭兵を雇うのに十分な資金を持つ隣人があなたの領域に対して大義名分を作成済みか、または作成する余裕があったりする場合に対しては以下の方法で抵抗できます。
- 強力な軍事力を持つ支配者と同盟を結ぶ
- より強い同盟を持つ配偶者と婚姻するために、劣った配偶者との離婚または婚約破棄
- 傭兵を雇うために資金を貯める
- 砦や軍事建築物への投資
- 地元の地形にボーナスを持つ常備軍の作成、もしくは/または敵のユニットへのカウンターユニットを作成する
- 強い軍隊をもつ隣人に忠誠を誓う[7]
- 強力な軍事力を持つ支配者と同盟を結ぶ
- 派閥
- 仲間の封臣
- あなたよりも強力な臣下
ライフスタイルを選ぶ
支配者はその生涯を通じて、ガバナンスの多くの異なった側面と彼らの支配がどれだけ効果的になるかを決定する自己啓発に力を入れます。ライフスタイルを選択するメニューでは、赤いダイヤモンド形の中に3本の金色の矢印が上向きに表示されており、5つの異なるライフスタイルの中から1つ、それらの中の3つのサブカテゴリーから1つを選択するように促されます。支配者が子供の場合、16歳にならないとライフスタイルのロックを解除することはできませんが、どのタイプの教育特性を追求するかを選択することができます。
5つのカテゴリは、ゲーム内の5つの主要な能力ポイントグループ、外交、軍事、管理、陰謀、学識に関連しています。キャラクターがどのような教育を受けたかに応じて、関連するカテゴリーの経験値獲得にボーナスが与えられます。他のライフスタイルの方がより有益である場合、特に、あなたのキャラクタのライフスタイル経験ボーナスが小さい場合は、あなたのキャラクタの教育特性と一致しないライフスタイルを選択することもお勧めできます。
フォーカスを選択すると、すぐに能力や属性にボーナスが与えられ、ゲームが進むにつれてさらにボーナスのロックが解除されていきます。フォーカスの選択は、あなたの領域での優先順位を反映したものでなければなりません。フォーカスを選択したからといって、他のフォーカスに関連した行動を取ることができなくなるわけではありませんが、他の選択から得られる利益を逃してしまう可能性があります。
婚姻する
ゲーム内の支配者の多くは未婚でスタートしますが、すでに配偶者と子供がいる人もいます。もしあなたの王朝に他に継承する資格のある一族がいない場合、突然のゲームオーバーを避けるためには[8]、婚姻することが重要な第一歩となります。最良の選択の多くは、非常に早く他の支配者と婚姻してしまうことで、一時停止を解除する前に配偶者を見つけることは非常に重要です。
婚姻や婚約(婚約者の両方が16歳で成人した後に婚姻する取り決め)は、同盟 を確保したり(戦争での支援を受けて初期に生き延びるのに役立つ)、特定の状況下で子供たちに引き継がれる称号の請求権を手に入れるのに使うことができます。婚姻は相手を含めて威信に影響を与え、それは家や近親者の内の最上位の称号ランクと相手のランクとの相対に基づきます。
配偶者を選ぶ際には、先天的特性(これは潜在的に子供に受け継がれるか、両親がその特性を持っていればさらに増加する可能性があり、有益であるか有害であるかのいずれかである[9])と生殖力(これは年齢に左右され、特に女性は45歳を過ぎると完全に不妊になります[10])を考慮することが重要です。近親者との婚姻(近親交配)も望ましくない先天性の形質をもたらすことがあることに注意してください。
配偶者はまた自身の能力に基づいて、あなたの宮廷のマネジメントを手助けすることができます。(配偶者に特定の能力のサポートに集中するように指示するには、評議会画面で配偶者のポートレートの下にある 「タスクの選択」 をクリックします。または、デフォルトのタスクである 「当主の援助」 のままにしておくこともできます。これにより、配偶者の各能力が少しずつ追加されます。)支配者の配偶者にとって特に重要な能力は管理です。管理5ポイントごとに、キャラクターの直轄領が1つずつ増えるからです。
母系婚姻では、婚姻した子孫は夫の王朝ではなく妻の王朝となります。これは、夫婦がどちらの宮廷に居住するかの決定や、称号や請求権の継承など、複数の理由から重要です。潜在的な配偶者の家臣(これは自分自身であるかもしれない)は、潜在的な配偶者間のパワーバランスに応じて、父系婚または母系婚を好むかもしれません。注:バージョン1.0.3では、女性のAI支配者は母系婚姻をしようとしません。これは必然的に独立した女性支配者が持っている称号が王朝の外に移すことになります。これが修正されるまで、女性優先/女性優位のゲームや男女平等権はかなり困難です。
宮廷で未婚のキャラクターの配偶者を探すには、キャラクター画面でキャラクターの右側に婚姻指輪があるシルエットをクリックするか、キャラクターを右クリックして外交の見出しの下で 「配偶者を探す」 を選択します。自分の宮廷からその人物の配偶者を探すには、その人物の肖像画を右クリックし、外交メニューの下にある 「婚姻の手配」 をクリックします。配偶者候補を選択するには、配偶者候補の属性(将来の配偶者のポートレートではない)を含む四角形をクリックします。フックまたは贈り物を使用して、キャラクターの主君を説得し、婚姻を認めさせることができます。拡大鏡アイコンをクリックして [フィルタの切り替え] をクリックするか、矢印アイコン、ドロップダウンリスト、または能力アイコンをクリックして、リストを昇順または降順に並べ替えることにより、可能性のある配偶者のリストを絞り込むことができます。
子供を教育する
子供は自分の保護者に依存する特性、特に教育特性を発達させる傾向があり、これは特定のライフスタイルに対して経験値ボーナスを与えます。あなた自身のキャラクターが子供を教育するとき、あなたは子供がどのような性格を発達させるかを指示する選択をすることができますが、これらの選択のいくつかは、あなたの性格に反している場合、ストレスになる可能性があります。
自分の称号を管理する
一般的な支配方法として、少なくともあなたの領国の首都がある公爵領は常に完全に支配するようにしましょう。そうすることで、あなたの権力を統合し、あなたの称号を望むかもしれない封臣を怒らせないようにすることができます。逆に、封臣の称号の慣習上の領域[11]の一部となっている直轄領を持っている場合は、最終的にはそれらの土地を処分することを念頭に置いておくとよいでしょう。もしあなたが伯爵レベルの支配者としてプレイしていて、複数の称号を持っている場合、ゲーム序盤の大半の支配者の継承法は、死後に分割されて独立した称号になるという形に限定されていることに注意することが重要です。これを避けるためには、できるだけ早く公爵レベル以上の称号を得るか、 稀ですが別の継承法を採用しましょう。
外交
近場の外国の支配者を見てみましょう。彼らがあなた(またはあなたの家臣)の称号を請求しているかどうかを確認してください。また婚姻(つまり同盟)ができるかどうかも確認してください。臣下としてプレイしている場合、もしあなたの主君が他の冒険者によって弱体化したり、 気を取られている場合、あなたは自分の称号を守るために味方として主君に加わる準備をしなければなりません。より強力な主君の家臣としてプレイしている場合は、自分の領国にある派閥の状況を確認し、早期に戦争に引きずり込まれる可能性のある派閥に不用意に参加していないことを確認してください(例えば 1066年の開始時のボヘミア公爵ヴラティスラフはHRE(神聖ローマ帝国)の独立派閥の一員です)。
革新性のステータス
867年では、多くの文化圏には「Casus Belli[12]」(慣習上の領有地への請求権のために)や「民会[13]」(限定的な王権のためのもので、封建的な支配者や一族の支配者には不可欠なもので、王位を取り消すことができます)などの革新性が欠けています。一時停止を解除する前に、自分の文化の指導者になることを目標にしているかどうかを決めて、そうであれば文化の革新性に自分が魅せらているものを選ぶことができるようになります。もしそうでなければ、革新性の発見を早めるために可能な方法は、その文化の国の開発度を増やすことです。
ゲーム初期
ゲームの一時停止を解除(␣ Space)した後、時間を(+/-)で調整できます。既定の速度1は非常に低速です。より高速であれば、平時でも迅速に事を運ぶことができ、低速であれば戦争の管理が容易になります。速度5を使用すると、コンピュータがシミュレーションを実行できるのと同じ速さでゲーム時間が経過するため、大量の時間をすばやく経過する必要がある場合のみ使用します。速度5でゲームを実行すると、自分の領国のさまざまな部分を細かく管理することが難しくなる可能性があることに注意してください。
内政
外交問題に加えて、多くの場合、最初の数日間で処理する必要がある小さな国内問題があります。評議会の宮廷司祭があなたを支持していることを確認することが重要で、それは徴兵を後押しします。これは彼らを宮廷医師の地位に任命することのような簡単な方法もありますが、贈り物や懐柔計画で彼らの支持を得る必要もあるかもしれません。あなたはまた、自身の評議会の構成を調整し、あなたに敵対する派閥を作ったり、それに加入したりされることを避けるために、有力な封臣が割り当てられていることを確認し、また彼らにあらゆる領国へタスク任務を割り当てることができます。最後に、あなたの法律と継承法の状況を確認してください。
継承のための準備をする
キャラクターの死後に自分の領国を継承することは、ゲーム内で最も危険な瞬間の一つとなるので、スムーズに移行できるように準備しておくことが重要です。
- プレイヤーの後継者があなたの第一の後継者であることを確認してください。あなたの領国の継承法と選挙の動向に注意し、必要に応じて変更してください。最も有利な継承法を選択することで、あなたの後継者があなたの遺産の大部分を得ることができるようにします。
- 複数の後継者と最高ランクの称号が複数ある場合(伯爵相当以上の場合)、より上位の称号を作成するか、最高ランクの称号に相当する余分な称号を破棄することで、継承時に自分の領地が分断されるのを防ぐことができます。
- あなたのキャラクターの評価は、継承時にあなたの後継者の評価を修正します。恐怖は自分のキャラクターが生きている間は有効ですが、後継者には継承されません。自分のキャラクターが高齢になったり、健康上のペナルティがあったり、自分のキャラクターに対して殺人計画が進行中であると疑われたりした場合には、国内の敵と仲直りするか、無力化するかのどちらかを選択します。
- 継承時に領国が分断したり自分のキャラクターに対して強力な派閥が作られても、うろたえないでください。あなたが失った他の称号に対してあなたは請求権を得ます。たとえそれが一世代以上かかるとしても、あなたの以前の領国を取り返す計画を立てましょう。あなたのキャラクターが生きている間に、あなたがその請求権を使って戦争を戦った場合、曖昧な請求権[14]はあなたの子供にのみ継承されることを覚えておいてください。
- 有力な封臣の親戚と婚姻することで、派閥から自分の後継者を守ることができます。
References
- ↑ 訳者注:CK2ではアイルランドは特定の条件以外では島外から攻められにくく、一般的に最初におすすめされていました。CK3ではそれが公式に取り入れられました。ただし最初は簡単ですが、アイルランドは重婚できるため継承が進むほどに相続分割が進み、支配が脆弱になる可能性があります。ルールを掴んだら別のキャラクターでプレイするのがおすすめです。
- ↑ 訳者注:非常に強力で簡単ですが、最年長者相続制により1人のキャラクターのプレイ時間がそれ以外と比べて短くなる傾向が強いです(継承後10年ほどで死んでしまう)。キャラクターで立身出世したい場合は最年長者相続制をあえて廃止することも検討したほうがいいかもしれません。
- ↑ 訳者注:決められた手順でこなせば生き残ることも可能ですがおすすめしません。周りに神聖ローマとビザンツの強国があり、少し上に教皇領もあり、侵略されることが多々あります。また神聖ローマのトスカーナのマティルダ公が自領に対して請求権をはじめから持っているため、ほぼ確実に戦争が起きます。ロベルトは正史と異なり兵の動員数が殆どないため相手に蹂躙されてしまう可能性が強いです。また直轄領も少なく継承者も多いため次代で間違いなく不安定な国家運営になります。
- ↑ 訳者注:他のParadoxゲームと異なり飛び地になってしまうことが多々あります。地図がマダラになってしまうのが嫌な場合はONにしてください
- ↑ 訳者注:ペイガニズムの一つ:https://en.wikipedia.org/wiki/Heathenry_(new_religious_movement)#Terminology
- ↑ 訳者注:日本語化MODだとスラブ真言教です
- ↑ 訳者注:最も簡単で初心者におすすめです
- ↑ 訳者注:Crusader Kingsシリーズは自分の家系が断絶してしまうとゲームオーバになります。支配を広げることではなく、断絶しないことがこのゲームの目的です。
- ↑ 訳者注:CK2でもあった「天才」や「虚弱」などのことです
- ↑ 訳者注:逆に言えば継承者の数をコントロールすることも可能です
- ↑ 訳者注:de jure=デジュリ=慣習上の。CKシリーズ独特の言い回しなので、拙作の https://popush.hatenablog.com/entry/2018/08/04/163534 などをご覧ください
- ↑ 訳者注:CBと省略されることが多い
- ↑ 訳者注:Plenary Assemblies
- ↑ 訳者注:unpressed claims。CKの用語