1行目: |
1行目: |
| {{Version|1.1}} | | {{Version|1.1}} |
− | ''[[Crusader Kings III]]''のビギナーズガイドへようこそ!戦争、外交、陰謀を経て中世の王朝を率いて栄光への道を歩む壮大な戦略ゲームです。前作の「Crusader Kings」からの継続プレイヤーでも、初めてシリーズをプレイするプレイヤーでも、このガイドを読めば、ゲームをプレイして成功するための第一歩を踏み出すことができるでしょう。 | + | ''[[Crusader Kings III]]''のビギナーズガイドへようこそ!本作は戦争、外交、陰謀を通じて中世の王朝を栄光の道に導くグランドストラテジーゲームです。前作の「Crusader Kings」からの継続プレイヤーでも、初めてシリーズをプレイするプレイヤーでも、このガイドを読めばゲームをプレイして成功するための第一歩を踏み出すことができるでしょう。 |
| | | |
− | 執筆時点では「クルセイダーキングズⅢ」の拡張(DLC)はありませんので、このガイドでは何も有効にしていないと仮定しています。
| + | 執筆時点では「Crusader Kings III」の拡張(DLC)はありませんので、このガイドでは何も有効にしていないと仮定しています。 |
| | | |
| == キャラクターを選ぶ == | | == キャラクターを選ぶ == |
12行目: |
12行目: |
| | container=frame | | | container=frame |
| }} | | }} |
− | ''CKIII''では、あなたは国そのものではなく、支配者の王朝の生活を追うことになります。開始するには、新しいゲームをクリックして、867年と1066年のどちらかの時代の興味が出たキャラクターを選択してください。画面上部のブックマークから、2つの時代の異なる興味深いキャラクターを選択することができます。また、画面左下の「任意の統治者で遊ぶ」をクリックすると、選択した年の地図上から任意の統治者を選択することができます。 | + | ''CKIII''では、あなたは国そのものではなく、支配者の王朝の生活を追うことになります。開始するには、新しいゲームをクリックして、867年と1066年のどちらかの時代の興味が出たキャラクターを選択してください。画面上部のブックマークから、2つの時代の様々な興味深いキャラクターを選択することができます。また、画面左下の「任意の統治者で遊ぶ」をクリックすると、選択した年の地図上から任意の統治者を選択することができます。 |
| | | |
− | 婚姻や婚約(婚約者の両方が16歳で成人した後に婚姻する取り決め)は、同盟を確保したり(戦争での支援を受けて早期に生き延びるのに役立つ)、特定の状況下で子供たちに継承される称号の請求権を要求したりすることができます。婚姻は、自分の一族と相手の一族の最高ランクの近親者の相対的な称号ランクに基づいて、同様に配偶者の威信に影響を与えます。
| + | 婚姻や婚約(婚約者の両方が16歳で成人した後に婚姻する取り決め)によって、同盟を確保したり(戦争での支援を受けて早期に生き延びるのに役立つ)、特定の状況下で子供たちに継承される称号の請求権を要求したりすることができます。婚姻は、自分の一族と相手の一族の最高ランクの近親者の相対的な称号ランクに基づいて、同様に配偶者の威信に影響を与えます。 |
| | | |
| 最初に良い支配者を見つけようとすると、マップ上の膨大な数のキャラクターの中から選ぶのは、圧倒されることがあります。始める際には、1066年の「立身出世」のブックマークで推奨されている支配者の中から選ぶことを検討してみてください。 | | 最初に良い支配者を見つけようとすると、マップ上の膨大な数のキャラクターの中から選ぶのは、圧倒されることがあります。始める際には、1066年の「立身出世」のブックマークで推奨されている支配者の中から選ぶことを検討してみてください。 |
| | | |
− | 以下彼らを列挙:
| + | *マンスター小王ムルハダ:祖父の王国を復元しながら征服のルールを学ぶことができる、アイルランド南部の小さくも強力な国を支配するキャラクター。この人物で始めるのは比較的簡単です。アイルランドではほとんど独り立ちしていて、アイルランドの自治教会があり、島外からの干渉もほとんどないためです。チュートリアルをプレイすることを選択すると、このキャラクターが割り当てられます。<ref>訳者注:CK2ではアイルランドは特定の条件以外では島外から攻められにくく、一般的に最初におすすめされていました。CK3ではそれが公式に取り入れられました。ただし最初は簡単ですが、アイルランドは重婚できるため継承が進むほどに相続分割が進み、支配が脆弱になる可能性があります。ルールを掴んだら別のキャラクターでプレイするのがおすすめです。</ref> |
− | *マンスター小王ムルハダ:祖父の王国を復元しながら征服のルールを学ぶことができるアイルランド南部の小さな、しかし強力な領域を支配するキャラクター。これは簡単に始められます。アイルランドではほとんど独り立ちしていて、アイルランドの自治教会があり、島外からの干渉もほとんどないためです。チュートリアルをプレイすることを選択すると、このキャラクターが割り当てられます。<ref>訳者注:CK2ではアイルランドは特定の条件海外では島外から責められにくく、一般的に最初におすすめされていました。CK3ではそれが公式に取り入れられました。ただし最初は簡単ですが、アイルランドは重婚できるため継承が進むほどに相続分割が進み、支配が脆弱になる可能性があります。ルールを掴んだら別のキャラクターでプレイするのがおすすめです。</ref> | |
| | | |
− | * ボヘミア公ブラティスラフ:神聖ローマ帝国の家臣としてチェコを統治しており、十分な富を蓄積した後、ボヘミア王になる準備ができています。ボヘミアでは最年長者相続制を採用しており、支配者の死後に兄弟間で領地が分断されるリスクを軽減しています。神聖ローマ帝国の家臣であるあなたは、侵略から守られており、強力な家臣の下僕として、継承と出世の方法を学ぶことができます。<ref>訳者注:非常に強力で簡単ですが、最年長者相続制により1人のキャラクターのプレイ時間がそれ以外と比べて短くなる傾向が強いです(継承後10年ほどで死んでしまう)。キャラクターで立身出世したい場合は最年長者相続制をあえて廃止することも検討したほうがいいかもしれません。</ref> | + | * ボヘミア公ブラティスラフ:神聖ローマ帝国の家臣としてチェコを統治しており、十分な富を蓄積した後、ボヘミア王になる準備ができています。ボヘミアでは最年長者相続制を採用しており、支配者の死後に兄弟間で領地が分断されるリスクを軽減しています。神聖ローマ帝国の家臣であるあなたは侵略から守られており、強力な主君の下僕として継承と出世の方法を学ぶことができます。<ref>訳者注:非常に強力で簡単ですが、最年長者相続制により1人のキャラクターのプレイ時間がそれ以外と比べて短くなる傾向が強いです(継承後10年ほどで死んでしまう)。キャラクターで立身出世したい場合は最年長者相続制をあえて廃止することも検討したほうがいいかもしれません。</ref> |
| | | |
| *アプリア公爵ロベルト:南イタリアに進出したノルマン人の征服者。王国の樹立を目指す独立した支配者として、隣国との強力な同盟関係を築くチャンスを得て、拡大・成長する余地があります。<ref>訳者注:決められた手順でこなせば生き残ることも可能ですがおすすめしません。周りに神聖ローマとビザンツの強国があり、少し上に教皇領もあり、侵略されることが多々あります。また神聖ローマのトスカーナのマティルダ公が自領に対して請求権をはじめから持っているため、ほぼ確実に戦争が起きます。ロベルトは正史と異なり兵の動員数が殆どないため相手に蹂躙されてしまう可能性が強いです。また直轄領も少なく継承者も多いため次代で間違いなく不安定な国家運営になります。</ref> | | *アプリア公爵ロベルト:南イタリアに進出したノルマン人の征服者。王国の樹立を目指す独立した支配者として、隣国との強力な同盟関係を築くチャンスを得て、拡大・成長する余地があります。<ref>訳者注:決められた手順でこなせば生き残ることも可能ですがおすすめしません。周りに神聖ローマとビザンツの強国があり、少し上に教皇領もあり、侵略されることが多々あります。また神聖ローマのトスカーナのマティルダ公が自領に対して請求権をはじめから持っているため、ほぼ確実に戦争が起きます。ロベルトは正史と異なり兵の動員数が殆どないため相手に蹂躙されてしまう可能性が強いです。また直轄領も少なく継承者も多いため次代で間違いなく不安定な国家運営になります。</ref> |
27行目: |
26行目: |
| *訳者追加: トスカーナ公爵マティルダ:直轄領が多いため動員数が多く、また最初に後継者が居ないため継承をある程度コントロールすることが可能です。北イタリアに進めば1代でイタリア王国を建国することも可能でしょう。史実と異なり皇帝から冷遇されることもありません。一方で教皇領が近くにありその部分が不安要素です。 | | *訳者追加: トスカーナ公爵マティルダ:直轄領が多いため動員数が多く、また最初に後継者が居ないため継承をある程度コントロールすることが可能です。北イタリアに進めば1代でイタリア王国を建国することも可能でしょう。史実と異なり皇帝から冷遇されることもありません。一方で教皇領が近くにありその部分が不安要素です。 |
| | | |
− | 大国の長として始めるのは魅力的かもしれませんが、多くの場合、何十人もの不誠実な家臣を喜ばせ、管理しなければならないという大きな責任が伴います。強力な臣下が自分に不利な策略を企てていることに早い段階で気づくことが多く、彼らをなだめることができなければ、反乱や攻撃を受ける可能性があります。王の力は強力ではありますが、王の力の多くは王自身の個人的な土地の所有権から引き出されており、不誠実な家臣が徒党を組んでいると、直接的な戦争になるとすぐに王を圧倒することができてしまいます。
| + | 大国の長として始めるのは魅力的かもしれませんが、多くの場合、何十人もの不誠実な家臣を喜ばせ管理しなければならないという大きな責任が伴います。強力な家臣が自分に不利な策略を企てていることに早い段階で気づき、なだめることができなければ、反乱や攻撃を受ける可能性が多々あります。王の力は強力ではありますが、その力の多くは王自身の個人的な土地の所有権から引き出されており、不誠実な家臣が徒党を組んでいると、直接的な戦争になった際すぐに王を圧倒することができてしまいます。 |
| | | |
− | より大きな領域の家臣としてプレイすることで、あなたは家臣の保護を受けることができ、その代償として税金を支払い、領地の一部を提供することができます。しかし,あなたは同じ領域の他の同輩からの攻撃を受けやすく,怒った支配者があなたを自分の権力に対する脅威と見なした場合,あなたに対して行動を起こすかもしれません.全ての可能性のある選択は陰謀や戦争のリスクを伴うため、ゲームをプレイする際には常に潜在的な脅威に注意を払い、前もって計画を立てておく必要があります。
| + | より大きな国の家臣としてプレイする場合、あなたは主君の保護を受け、その代償として税金を支払い、徴募兵の一部を提供します。しかし、同じ国に属する他の家臣からの攻撃にはもろいままです。さらに、主君に権力への脅威とみなされた場合、怒った主君はあなたに対して行動を起こすかもしれません。取りうる全ての選択肢は陰謀や戦争のリスクを伴うため、ゲームをプレイする際には常に潜在的な脅威に注意を払い、前もって計画を立てておく必要があります。 |
| | | |
− | ゲームを始める前に、ゲームルールメニューの中で、自分の好みに合わせてゲームの仕組みを変更することができます。これは、ブックマークメニューからプレイする場合は、画面下部に表示されます。ゲームの難易度を低く(または高く)したり、病気の発生率を変えたり、宗教的な異端、文化的な変化を加えたり、飛び地の削除<ref>訳者注:他のParadoxゲームと異なり飛び地になってしまうことが多々あります。地図がマダラになってしまうのが嫌な場合はONにしてください</ref>や外交範囲を変更したりすることができます。これらの制御の多くは複雑なので、最初の支配者の間は手を付けずにしておいた方が良いでしょう。
| + | ゲームを始める前に、ゲームルールメニューの中で自分の好みに合わせてゲームの仕組みを変更することができます。ブックマークメニューからプレイする場合、このメニューは画面下部に表示されます。ゲームの難易度を低く(または高く)したり、病気や宗教異端や文化転向の割合を変更したり、飛び地<ref>訳者注:他のParadoxゲームと異なり飛び地になってしまうことが多々あります。地図がマダラになってしまうのが嫌な場合はONにしてください</ref>や外交範囲の削除といった仕組みの変更ができます。こうした制御の多くは複雑なので、最初の支配者の間は手を付けずにしておいた方が良いでしょう。 |
| | | |
| ==一時停止を解除する前に== | | ==一時停止を解除する前に== |